《財務省輸出通関統計8月》
【9月30日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=142円77銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:42,313.00(+137.89)
【9月28日:先週末の状況】
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9860.0(+16)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.541(-0.0415)
④金:2644.3(-26.1)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.18(+0.51)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1460円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1480円
※ニューヨーク為替引値(円)
142.19-142.2(2.61円高-2.61円高)
【9月29日:昨日の状況】
※国内銅建値1450円(9月26日より+50円)
《財務省輸出通関統計8月》
※日刊市況通信社様より提供頂きます、財務省の輸出通関
統計2024年8月の速報です。日本から海外へ輸出される銅・
真鍮など銅系スクラップの数量となります。
【①数量】
※月間数量推移は以下のとおりです。
8月は合計20,373トン(★) 前月26,603トンに比べ、マイ
ナス6,230トンでした。過去1年間の推移は以下の通りです。
2023年
8月:30,213
9月:33,937
10月:32,005
11月:36,780
12月:40,562
2024年
1月:25,631
2月:27,816
3月:40,557
4月:35,128
5月:28,788
6月:26,615
7月:26,603
8月:20,373 ★
【②国別数量】
※2024年8月の一カ月間に日本 → どの国に輸出されたかの
数量です。( )内は前月の数量比。数量の多い上位国だ
け列挙します。
尚、中国は付き物のある雑品・雑線の輸入を禁止している
為、他国向けとは異なりクリーンな銅・真鍮だけの数量と
なります
(裏を返すと他の国へは雑線・雑品も含まれることになり
ます)。
1位:中国 14,970(△5,454)
2位:マレーシア 3,192(+13)
3位:韓国 889(△446)
4位:タイ 664(△74)
【③コメント】
※とにかく少ない。輸出停滞。
※特に中国向けが減少しています。
※原因として考えられるのは(1)発生薄で、⓵猛暑と
⓶営業日数の少なさで、日本国内の解体・加工が進まず、
銅・真鍮スクラップの発生自体が少なかった。
※二番目の理由として(2)相場下落。足元9月後半こそ
銅相場上昇していますが、5月→6月→7月→8月までは、下
落の一途につき、問屋・商社が抱える荷物の平均単価が足
元の単価より高くて出荷しにくい。
※また、(3)中国需要家の「価格計算式が弱い」ことも
考えられます。なぜならタイ向けの雑品・雑線の数量は、
7月比でさほど減っていない。
一方で、中国向けの銅(クリーン)スクラップがガタ落ち
している。
※今年の春先に絶好調であった中国需要家の価格計算式が、
国際相場と比較した場合、若干弱くなっていることの現れ
かもしれません。
※雑線(ヤード持込):【9月29現在】
【1】ワイヤーハーネス:490円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):470円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):400円前後
【4】雑線B 280-310円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上